個展作品番号7「市場はおやすみ」(取材地ルーマニア)
首都のブカレストからバスに揺られて数時間のブラショフという町の青空市場です。
ここは日常的な市場でしたので開いている時にも訪れることが出来ました。
露店でキョフテ(小型ハンバーグ)を焼いていたり、ラジカセからチープなアコーディオンの音色を流していたりと素朴な市場でした。
そこから商店街の方へ歩いて行くと、石畳の路上では本物のアコーディオン、マンドリン、そしてウッドベースのトリオの演奏につい足を止めてしまう。
ショーウィンドウ越しにバウムクーヘンを焼いている店の前で再び足を止めてしまう。何だかイメージのヨーロッパそのまま。
個展時に配布したフリーペーパーでも触れましたがルーマニアはウクライナと隣接しており、隣国同士似ている点が少なからずあるだろう。
とにもかくにもこれ以上戦争による犠牲者が出ないようにと日々のニュースをみて思う。