今回は切り絵を始めたきっかけについて書いてみます。
最初は私が小学校五年の時に赴任してきた先生が切り絵をやっており
切り絵というものを認識するのは少し早かったかも知れません。
それから私が中学生の時にバンドブームがやって来ました。
まるでUFOから放出された光を浴びたみたいにワレワレを
ロック少年少女と化してしまいました。
その頃、雑誌「宝島」はロック雑誌と言ってもいいような内容で
私も愛読していました。
その中にカールスモーキー石井(石井竜也)さんのアートに関する
連載コーナーがありました。
そこでベンモリノボルさんという方が特集され、彼の切り絵作品が
2ページ見開きで何点も掲載されていました。
(確か単色の作品ばかりだったような気がします)
初めてロックと切り絵の接点をみた気がしました。
そしてそのすぐ後に私も大好きだった日本のパンクバンド「COBRA」の
アルバム「stand、strong、straight」のぺライチ歌詞カードの裏に
ベンモリさんの作品が大きく使われていたのを見つけた時はとても驚きました。
(それは大阪は西成暴動の画でした)
このことが私が切り絵を始めるきっかけに大きく影響しています。
実際に始める経緯はまた次回に。