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はじめての野宿

  • 執筆者の写真: イヨダタツヤ
    イヨダタツヤ
  • 4月26日
  • 読了時間: 3分

最近「野宿入門」(かとうちあき著)という本を読んで、面白かったので自身の野宿について書いてみようと思います。(添付画像は2004年作・葉書サイズ) まず野宿地として誰しも真っ先に思いつくのが公園だと思いますが、夜の公園って結構人が訪れるんですよね。なので直接危害を加えられなくても、通報される可能性があったり、話し声が気になったりとなかなか安眠が確保されにくい難しさがあります。まぁ性格にもよりますが。 「徒歩ダー」時代には身軽さと若さもあり、野宿もしばしば経験しました。しかし、(このブログにも書いたけど)オーストラリアで野宿した時には盗難に遭ったりと、やはり多少のリスクを回避する能力が必要ですね。 さてタイトルの「はじめての野宿」について。 それは徒歩ダー時代よりもずっと前の高校一年生の夏休み。 三重県の鈴鹿サーキットで毎年行われるオートバイによる「鈴鹿8時間耐久レース」(通称「8耐(はちたい)」)を観に行きました。 高校入学と同時にアルバイトを始めたので愛知県から三重県鈴鹿までの交通費は賄えましたが、もちろん3泊する宿代なんかありません。 しかし親友Mと地元の先輩N君との同行だったので、不安もありませんでした。 ちょっと調べてみたら1991年の7月27(土)、28(日)が8耐の開催日。 前日の26(金)に地元を出発。近鉄電車で「白子駅」下車。 前夜祭があるのでパーク会場に入り、色々なブースが出ており今でいうフェス会場のような雰囲気です。まだバブル景気の名残もあってか?無料で色々な販促グッズがもらえました。 まぁステッカー等が多かったけど。 夜になるとサーキットの観客席に入場可能となります。 翌日の大会を観るためにみんなが場所取りをするので、横になる余裕もなけりゃ 強い雨なのに屋根なんかありゃしません。(会場で安価のポンチョを入手) 前夜祭のイベントでリンドバーグ(Vo.が三重出身だったからか?)のコンサートが会場内でありましたが、別料金だったのか?場所取りを優先したのか?観ることはなくその音だけが聞こえてきました。 そのままそこで朝を迎えます。まぁこれがはじめての野宿と言えなくもない。 27(土):8時間レースということは土曜は予選だったのか? 夜になってこの日も大雨。あまりにも雨が強かったのか?サーキット会場から離れてパーク敷地内の売店の庇がある所で野宿というか雨宿りのまま眠った。 この夜はおにぎり2個パックで済ませた。 付け合わせの「きゃらぶき」が何故か?妙に印象に残っている。 28(日):レース本番。この日は晴れた気がする。暑くて寝不足で風呂にも入ってないしで結構ふらふらだった気がする。 この日に帰ればいいものを混雑を避けてか?この日はパーク会場からは出ないといけないので、ゲート出てすぐの円形の公衆トイレの周りで寝た。 近くで段ボールを入手してそれを敷いたので、これぞ野宿という感じだった。 これが私の「15の夜」(しょーもな、、、)

© 2020 Iyoda Tatsuya

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