個展作品番号16「BROOME」(16/16)(取材地オーストラリア)
個展「オールド岬」の作品紹介もとうとう最終回となってしまいました。
タイトルはオーストラリア北西部にある町ブルームをそのまんま。
ここはしばらく滞在していた思い入れのある町です。
1年の内で最も遠浅かつ満月の日にこの町のビーチで観られる「月の階段」という現象を描きました。私も実際に観ることが出来ました。
同宿のお客さんに「今夜「月の階段」観に行きますか?」と訊いたら「ワイノット?!」と言われて「WHY NOT?!」の使い方を覚えました!
1880年頃~真珠産業が盛んだった頃にはそれに従事する日本人が多く住んでおり日本人街もあったという。そのため町の外れには日本人墓地もありました。(土産店にその墓地の絵ハガキも実際に売っていた)
そんなこともあって実際にビーチに鳥居もあります。ラクダによるサンセットビーチウォークもあり、ガンシューム・ポイントという恐竜の足跡の化石もこの町にはあります。
右端の木はボアブツリー。バオバブという名の方が通りがいいかな。
実の中の種子の周りは食べることが出来るということで1度食べてみましたが、白くてスカスカというかボソボソしてたような気がします。味は甘酸っぱいような感じだったかなぁ。
そんな感じでブルームのあれこれを散りばめてあります。
画像では1枚の画にしてありますが、実物は真ん中から上半分と下半分の横長の画でそれぞれ額装してあります。
上は紺、下は黒の紙がベースになるような作り方でかなり変わった作品になりました。