沖縄で初めてのバックパッキングを経験した後は、休日を利用して「富山~長野」
「石川~富山~岐阜」「三重~奈良」等のルートを歩いた。
この頃、仕事で北海道に行った際もちょっと寄り道してライダーハウス(雑魚寝)に
泊まった。
その時に旅人同士の交流で知ったのはオートバイで旅するのはライダーとして、
自転車はチャリダー、そして私みたいに歩くのは「徒歩ダー」というらしい。
なんとも冴えない呼び名だが、その旅の効率の悪さからあまりやる人がいないので
珍しがられた。
徒歩ダー時代はテントを入れて約10kgの60Lのバックパック背負い、1日30kmを
目安に歩いていた。
一般的にいわれる歩く速度を時速4kmで計算すると7時間半。
朝から歩いて夕方までにテント設営を目指すとそんなところだ。
車で行けば一時間もかからない距離だからこれは非常に効率が悪い。
そのうえ体力が要るのでよく食べよく飲む。
燃費も悪い。
雨が降っても進むしかない。ツラい…。
コミュニケーションはたまには取れたがやはり圧倒的に孤独だった。
そりゃ徒歩ダー人口少ないわけだ。
今思い返してみると何でこんなことやってたのか?自分でも不思議に思うのだが
その後、海外へ出掛けて行った際にこの経験が少なからず活かされた。
私の荷物の少なさに皆驚いていたが、徒歩ダーは荷物の重さがそのまま自分への
負担になるから当然だろう。
ということで次回はバックパック(鞄)について書いてみたい。